MagicMouse1年レビュー「Macを体の一部にしよう」

目次

MagicMouseを購入して1年とちょっと

昨年9月にMagicMouseを購入して1年とちょっと経ったので長期間使ってみて感じたいいとこ・わるいとこ・思ったことをまとめてみた。

これからMagicMouseを買おうと思っている方はぜひ参考にしてみてほしい。

MagicMouseのスペックと特徴

まずはMagicMouseのスペックと特徴について簡単に確認してみる

デザイン

Appleらしいミニマルでシンプルなデザイン。

上の白い部分は光沢感のある樹脂製、下の銀色の部分はアルミ製。

およそマウスとは思えない継ぎ目のないフラットな形状。こんな記事を見なくともデザインだけで買う価値があると思う。

サイズ・重さ

MagicMouse2の仕様
高さ2.16cm
5.71cm
奥行き11.35cm
重量0.099kg
※AppleStoreより引用

MagicMouseは上の写真の通りとてもコンパクトなマウスだ。

サイズ感が一番近いと思うのは同じApple社が発売したiPhone3G。


例えが古すぎてあまり伝わらないかもしれないけれど、手に収まるサイズ感、丸みのあるボディ、まさにiPhone3Gとしか言いようがない。

クリック感

クリック感は平均的なマウスと比べて強いと思う。特にMacBookやMagicTrackPadを普段使っている人は違和感を感じるかもしれない。

ただ耳障りになるような不快な音じゃなく心地の良いカチッという音なので使っていてうるさく感じることはない。

充電方法・バッテリー持ち

充電にはLightningケーブルを使う。MagicMouseの話になるといつも議題に上がるダサい充電方法だけど実際使ってみるとそこまで気にならない。

バッテリーも一度の充電で1ヶ月以上持つ。充電中は使えないけれど寝るときに充電すれば問題外だ。

またMacOS Sonomaで導入されたウィジェットを使うことによって、ひと目でバッテリ残量を確認できるようになったので気づいたらバッテリー切れだったなんてことは起こらないと思う。

Macのデスクトップに表示できるバッテリーウィジェット。MagicMouseは左から3番目

操作感

MagicMouseは通常の右左クリックに加え、マウス表面を指でなぞるシンプルなジェスチャーによってデバイスを操作する事ができる。トラックパッドがマウス表面に張り付いているような感じだ。

ジェスチャーが暴発することもあるけれど1週間に1回あるかないかくらいで頻発することはない。

ジェスチャーについては詳しく下の項に詳しくまとめているのでそちらを参照していただきたい。

MagicMouseのいいとこ

ジェスチャー操作が快適すぎる

私はこのジェスチャー操作だけを目当てにMagicMouseを買ってもいいと私は思っている。

MagicMouseを語る上で欠かせないジェスチャー操作(Multi‐Touchジェスチャ)

タップ、スワイプ、ピンチなどのジェスチャーを使って便利な操作を実行できる。

ページ間の切り替えやズーム、スクロールなどをマウスを動かさず指一つで行うことが出来るのも便利だけれど、なによりMac特有のフルスクリーンウィンドウの切り替えやMissioncontrolといったシステムを”感覚的”に操作できることが素晴らしい。

MagicMouseを使うだけでMacを何倍も快適に楽しく使う事ができる

最初から用意されたジェスチャーだけでも相当便利なのだけれど、外部アプリであるBetterTouchToolを使えばMagicMouseにさらに多くのジェスチャーを設定することが出来る。

例えば、Safariの「新規タブを開く」「タブを閉じる」「タブ間の移動」と言った動作をMagicMouseに設定すればマウス本体を一切動かさずにジェスチャだけでネットサーフィン行うことが出来るし、もっと身近な「コピー」「ペースト」をマウスだけで完結させることだって出来るのだ。

コンパクトなサイズ感

MagicMouseはとにかく小さくて薄い。

iPhone14とAirPodsPro2と比べてみるとこんな感じ。

小さくて薄いので持ち運びするのもとっても楽だ。サッとしまえてスッとつかえる。

最悪ポケットにだって入ってしまうので本当に使う場所、仕舞う場所を選ばないマウスだ。

MagicMouseのわるいとこ

キズ問題

マウスはずっと机の上にあって手に触れるもの、だからこそ傷が付きやすい。

いくらすばらしいMagicMouseでもこのキズ問題は避けられない。

MagicMouseの上面は光沢感のある樹脂素材で出来ているのだけれどどうしてもそこに細かな傷がついてしまう。

ただ、キズと言っても目を凝らしたら見える程度の微細なキズなので普段使っている分には気にならない。

ジェスチャー動作で傷はつく?

ジェスチャー操作を行う部分なのでそれでキズがつくの?と心配になる人もいるかも知れないけれど僕は違うと思う。
指の腹で行うジェスチャーで樹脂素材が傷つくことは無いと思うし、操作の根幹となる部分で損傷してしまうような製品をAppleがだすとは思えない。(バタフライキーボードは置いといて)

小さくて持運びはし易いけれど持ち出す時はきちんとした袋なり箱なりに入れておくのが良いと思う。

充電が30%を下回るとカーソルが飛ぶ

この問題は個体差かもしれない。

私のMagicMouseはバッテリーが30%を下回ると急にカーソルが飛んだりすることがある。ネットでこの問題について色々調べたけれどあまり有益な情報が出てこなかったのでもしかしたら初期不良だったのかもしれない。

先にもかいた通りMacのウィジェットでバッテリー残量を確認できるので、現在はまったく困っていない。

でもこのような症状があればすぐに返金か返品してもらうのが吉!!

長時間使うと指が疲れる

MagicMouseは背が低いのでマウスを上から包み込む用にようにして操作する。例えるならばお土産物やさんに売っている謎の球を持つドラゴンの手みたいな感じ。

わかっていただけただろうか?

マウスの持ち方は多種多様だとは思うけれど他のMagicMouseを使っている人もこんな感じだったので多分大多数の人はこう持つと思う。

この「つかみ持ち(?)」で作業するとこの持ち方で長時間作業するとマウスを横から支えている親指、薬指に負担がかかってくる。MagicMouseがいくら軽いとはいえマウスを持ち上げたり移動させ続けると流石に疲れる。

MagicMouseの横面、親指薬指で支える部分はアルミで出来ていて少しツルツルしているので少し力を入れて持っているというのもあるかもしれない。

(私の環境では)マウスパッドが必須

これは単にMagicMouseのソールと私のデスクが噛み合っていないだけという話。

黒い縦長の部分がソール

私はニトリの木目調のデスクを使っているのだけれど、このデスクに直でMagicMouseを使うとうるさくてしょうがない。

だから私の環境ではマウスパッドが必須だ。

けれどマウスパッド無しで全然使えている方もいらっしゃったのであくまで私の環境ではという話。

ちなみにマウスパッドはAmazonベーシックの安いヤツを使っているけど全然問題ない。

特定のソフトを使うときに不便

MagicMouseは(普通のマウスならど真ん中にある)スクロールボタンがない。

なので、スクロールを使う一部のアプリが使用できなかったり使いづらくなることがある。

私の場合、3DCG制作ソフトであるBlenderでの作業がしづらくなった。一応BlenderにはMagicMouseのようなスクロールボタンがないマウス用の設定があって使えないことはないのだけれどそれでも作業はしづらい。

新型を待つべきか?

MagicMouse3(仮)を待つべきか。私の個人的な考え

結論から言えば、私は待たなくて良いと思う。

発売日

まずは参考までにMagicMouse初代と2の発売日を確認してみよう。

MagicMouse初代とMagicMouse2の発売日
MagicMouse初代2009年10月20日
MagicMouse22015年10月12日
wikipediaより

MagicMouse初代と2の発売の開きは6年、ソースが一つしか無いのでなんとも言えないけどそろそろ新型が出そうな気もする。

充電端子

MagicMouse2の充電端子はLightning。

EUの充電端子統一化法案を受けAirPodsPro2と同じように充電端子がTypeCに置き換わったモデルが発売されるのは間違いないだろう。

ノートパソコンは2026年、スマホは2024年末が期日として設定されている。アクセサリ関連はわからないけれど2024年には発売されるのではないだろうか?

個人的にはMagsafeに対応したモデルが発売されてほしい。

リーク

個人的にリークはほとんど信用していないけれど、一応調べてみた。

結果、リークそのものが殆どなかった。

あってもTypeCモデルが出るくらいの話で、新機能搭載!みたいな情報はなかった。

2024年には、物理的なマウスやキーボードを使わず手や目線でデバイスを操作するAppleVisionProが発売されるので当たり前といえば当たり前かもしれない。

もうAppleの目はVisionProで採用されているような空間的な入力に向いていて物理的な入力には向けれられていないのかも。

まとめ

以上の情報を整理すると、

MagicMouse3(仮)は間違いなく発売されるけれど、それは新機能搭載!なんてことはなく充電端子が置き換わっただけのモデル

と考えられる。

もしかしたらTouchIDとか新機能が搭載されるかもしれないけれど、VisionProに全身全霊を注いでいる現状のAppleが物理的な入力デバイスに手を加えることは無いと思う。

ケーブルをTypeCで揃えたいという人は待ってみても良いかもしれない

まとめ

MagicMouseは素晴らしいマウスだ

Macを体の一部のように直感的に操作できるMulti‐Touchジェスチャ、1ヶ月は余裕で持つバッテリー持ち、そしておよそマウスとは思えない美しいデザイン。

悪いところ人を選ぶところもあるけれど、そのデメリットが霞んで見えるほどの魅力がこのMagicMouseにはある。

Macを使っているはもちろん。Macを導入予定だという人にはぜひ使ってもらいたい

MagicMouseがあるだけでMacを使うのが200%楽しくなるはずだ。

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