11インチiPadProM1 20ヶ月レビュー「Airとの”差”がこの1年半どう活きたか」

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11インチiPadProM1を購入して20ヶ月

WindowsXPから始まり最近ではドローンまで様々なガジェットと触れ合いそして囲まれて過ごす私が、今一番気に入っているのが11インチiPadPro(第3世代)だ。昨年4月に購入して20ヶ月、日にして約608日。朝起きてから夜寝るときまで一日中iPadProを時間をともにしている。

本記事は、20ヶ月毎日11インチiPadProM1を触り続けた筆者がiPadProを比較されがちなAirとの相違点を中心にまとめてみたレビューである。

iPadProとAirの違い、その”差”が20ヶ月の間にどう活きたか、そしてどちらを買うべきなのか

iPadProとAir、どちらを買うか迷っている人はもちろん、M1iPadProを今買っても良いのか?気になっている人の参考になるようにレビューしてみたので、一助になれば幸いである。

11インチiPadProM1のデザイン

まずはこの素晴らしい板のデザインを見てみよう

おもて

うしろ

カメラ

iPadProのカメラは四角2眼でiPhone12シリーズによく似ている。私はあんまり好きじゃない。

スピーカー

スピーカーは上下に4つずつでAirの2倍。

ApplePencil(第2世代)をくっつけているとキズができる。コレは結構よくあることらしい

Campusノートとの比較。ほぼ同じサイズ

”11インチiPadProM1”VS”iPadAirM1”スペック早見表

次に同じM1チップを搭載したiPadProとiPadAir。両者のスペックを簡単に表でまとめてみる。

表左のスペック名に色がついているマスが両者の違う点。

iPadPro11インチ(第3世代)iPadAir(第5世代)備考
価格Wifi:112,800〜
Wifi+Cellular:131,800〜
Wifi:92,800〜
Wifi+Cellular:116,800〜
iPadProM1は現在アップルストアでの取り扱いが終了しているため記事執筆時の認定整備済み製品の最安値を表記している。
画面画面サイズ11インチ10.9インチ
Liquid Retinaディスプレイ
ProMotionテクノロジー
SDR輝度最大600二ト最大500ニト
2色5色
中身M1チップ
8コアCPU
8コアGPU
RAM8GB〜16GB8GB
16コアNeural Engine
カメラ・ビデオ12MP広角カメラ
10MP超広角カメラ
4Kビデオ
12MP超広角フロントカメラ
センターフレーム
TrueDepthカメラシステム
ポートレートモード
セキュリティFaceIDTouchID
端子Thunderbolt4対応USB-CUSB-C
スピーカー4スピーカーステレオスピーカー
マイク5つのスタジオ品質のマイク2つのマイク
Wifi6
5G通信(Cellularモデルのみ)
第2世代・USB-CApple Pencil対応
容量(GB)128/256/512/1000/200064/256
サイズmm(高さ×幅×厚さ)247.6×178.5×5.9247.6×178.5×6.1
重量(Cellular)466g(468g)461g(462g)
バッテリー持ち最大10時間(9時間)最大10時間(9時間)Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生(携帯電話データネットワークでのインターネット利用)

どうだろう?「案外違う部分が少ないな」と思ったんじゃないだろうか?

11インチProとAirの違うところ

画面について

iPadの核の一つでもある画面。11インチProとAirでは画面サイズ・ProMotion・輝度の部分が異なる。

画面サイズ:Pro11インチ/Air10.9=差0.1インチ(2.54mm)
輝度:Pro600ニト/Air500ニト=差100ニト
ProMotionPro有り/Air無し

って感じなんだけど、正直画面サイズと輝度に関しては誤差のようなものだと思っているので同じ仕様と捉えてくれて構わない。

じゃあ、残るProMotionテクノロジーはどうなの?って話なんだけどこれはAirとの最大の差別点といってもいいもので、個人的にはProを選ぶ最も大きな理由のひとつだと思っている。

ProMotionって何?

ProMotionテクノロジーとは高リフレッシュレート自動可変リフレッシュレートという2つの機能を併せ持つシステムのこと。

  1. 高リフレッシュレート
    まず、リフレッシュレートとは何かについて説明しよう。簡単に言うとコレは映像(画面)の滑らかさのこと。
    パラパラ漫画を思い浮かべてみると分かりやすいと思う。10枚で作られたパラパラ漫画と1000枚で作られたパラパラ漫画、どちらのほうがなめらかな動きに見えるだろうか?当然、それは枚数が多い1000枚のパラパラ漫画の方だ。
    映像というのはこのパラパラ漫画のように1枚の写真を連続して表示して動きを作り出す仕組みなので、当然1秒間に表示する枚数が多いほうが映像がなめらかに見える。iPadProなら120枚/1秒(120FPS)の写真を表示することが可能(Airの60FPSの2倍)なので画面がヌルヌル動く。
  2. 自動可変リフレッシュレート
    120枚もの写真を連続表示できるといってもずっとMaxの120枚で頑張っていると人間と同じくで疲れてしまう(バッテリー消費が多くなる)。そこで賢いiPadProは、表示しているコンテンツによってリフレッシュレートを自動で切り替えてくれる。例えば動きの多い動画やゲームなどは高いリフレッシュレートで、静止画やWebページなどの動きが少ないコンテンツは低いリフレッシュレートにしてくれる。

で、ProMotionの仕組みはわかったけど。それがどう活きるの?って話なんだけど、

コレが無いiPadはもう操作できない体になる友人のAirを触って5秒で気がつくぐらい違いがある

たかが画面がなめらかに動くだけでと思われるかもしれないが、たかがヌルヌルされどヌルヌルなのである。

ブラウジングをしているときなんかは指に吸い付くように画面が動くし、絵を描くときもペンのなぞりの追従性が高く「ぎこちなさ」というものを全く感じない。

さらに、ProMotionが活きるのはゲームをプレイしている時。PS4・PS5で発売されたバイオハザードヴィレッジのiPad移植版をプレイしてみたんだけど家庭用ゲーム機と遜色ない画面の動きが可能でとても驚いた。(ここに関しては後述するiPadの中身も関わってくるんだけど

バイオハザードヴィレッジiPad移植版の設定画面、120FPSの設定があることが確認できる。

ProMotionがなくてもコンテンツを見る・遊ぶことは出来るけれど、より楽しく快適に没頭するためにはProMotionは必須。故にProMotionが無いAirはコンテンツを十分に楽しむためには力不足なのだ。

中身について

中身の部分について違う部分はRAMの容量。Airでは8GB固定だけどProでは8GBと16GBから選択できる。けれど私のiPadProはAirと同じ8GBに設定してあるのでAirと全く同じ構成。それに加えiPadでそこまで重い作業をしないので体感できる差はなかった。

CPUやGPU、メモリの性能をスコア表示してくれるベンチマークスコアもあまり差がないので殆ど同じと言って良いかもしれない。

参考(GigazineさんのProとAirの比較記事。

M1チップが優秀すぎるので普段遣いならば困ることはまったくないと言っていいだろう。

M1チップって何?

M1チップを説明する前にまず、パソコンを動かす3つのパーツについて解説しよう

CPU:人間で言う脳みそ。パソコン内を駆け巡る色々な情報を受け取り、制御・演算を行っている

メモリ(RAM):データを一次保存しておく場所。参考書を使ったら一々本棚に片付けるより机の上に置いておいたほうがはやいでしょ?

ストレージ:データを長く保存する場所。勉強したらノートにメモって置かないと忘れちゃうよね


「よくわかんないけどこの3つが重要なんだなぁ」くらいの認識でいいので、次のお話を読んでほしい。

時は西暦2024年。日本国首都東京。日本人とアメリカ人の二人が組んだ「Mac」という異色のお笑いコンビが結成された。
「CPU」がボケ、「メモリ」がツッコミ。国籍は違えど目指す場所は同じ芸能界の頂点である。二人にはボケとツッコミの類まれなる才能があったのだけれど、それを凌駕する致命的な弱点があった…言葉が通じないのである。
身振り手振りでなんとなく言っていることは分かるけれど正確にはわからない。というわけでネタ作りもいまいち進まずお客さんの笑いも取れず、100年に一度の天才がタッグを組んだ奇跡のコンビも結成1月で解散の危機。
そこに日本語も英語も分かる新メンバー「チップセット」が加入した。チップセットは東大卒MIT在学中の天才、もちろん通訳なんてお茶の子さいさいである。彼が加入したことでネタ作りも大いに進み、ようやく本領を発揮できた史上最高のコンビ「Mac」。彼らの漫才にお客さんは大盛りあがり冷え切っていた劇場はいつの間にか満員御礼、笑いの渦に包まれた。
そして、時は進み一年も終わりかけ日本一の漫才師を決めるお笑いの祭典「M1」が放送。「Mac」は次々と強者を打倒しそして史上最高特典で優勝したのであった。

チップセットが加入したおかげでCPUとメモリは意思疎通が取れ、MacはM1を優勝することが出来た。要するにいくら優秀なCPUやメモリを積んでいても彼らの意思疎通が取れなければ100%力を発揮できない。優秀なCPUと優秀なメモリ、そして仲介人である優秀なチップセットがそろってこそパソコンは真価を発揮できるのである。

M1とは

前置きが長くなったけれど、コレが本題「M1チップ」とは何なのか?

M1チップは今まで汎用的なチップをMacに搭載してきたAppleが自社製品をもっと高性能化するため専用にカスタマイズしたチップセットのこと。今まではイギリス英語とアメリカ英語で会話していたCPUとメモリがM1チップというチップセットを挟むことによって完全な意思疎通が可能となったような感じ。自社製品に最適な電力効率を計算し最大限のパワーを発揮できる。
また、動画画像などの処理を行うメディアエンジンが組み込まれ、動画制作やビジュアルデザインといったクリエイティブな操作を効率よく行うことが出来るようにもなった。
つまりAppleのAppleによるAppleのためのチップセットがM1なのである。

カメラについて

カメラの違いはProには10MP超広角カメラとTrueDepthカメラがついていてポートレートで写真が取れるくらいのもの。

  • 10MP超広角カメラ:iPhoneにもついている0.5倍カメラのこと
  • TureDepthカメラ:FaceIDとかミー文字で顔を認識する時に使うカメラ。Airは指紋認証なのでついていないのは当たり前かもしれない。
  • ポートレートモード:写真に被写界深度(ぼかし)を設定することが出来る機能なんだけどiPadProはなんとフロントカメラでしか使うことが出来ない!メインカメラではこのモードを使って撮影できないのでiPhoneと同じものだと思っている人は注意してほしい。

正直iPadProのカメラの性能は良くない。

2世代前のiPhone13無印モデルと比較してみても

iPadPro11インチ(第3世代)iPhone13無印
メイン12MP、ƒ/1.8絞り値12MP、ƒ/1.6絞り値
超広角10MP、ƒ/2.4絞り値12MP、ƒ/2.4絞り値
光学ズーム0.5〜2倍0.5〜1倍
ナイトモード無し有り
スマートHDR3世代4世代

といった感じ、光学ズームが勝ってるぐらいほかは同じかあるいは劣っている。そもそもiPadのカメラに高画質を求めていないしいい写真を撮りたいのだったらiPhoneで撮影すればいい話なので、カメラ部分に関してはProとAirを比較するまでもなくiPadのカメラはそこまで良いものじゃないってとこ。

ただ、資料とかノートとか黒板を写しても文字が潰れてしまうなんてことはないのでそこは心配しなくて良い。風景なんかを撮るのは向いていないということ。

FaceIDとTouchIDどっちが良い?

iPhoneでも未だに話題に上がるFaceIDとTouchID問題。ことiPadではどうなのか?

私の使い方ではiPadにFaceIDはマジにとってもパーフェクトに邪魔だった。

私のiPadProのメイン用途は、勉強や仕事のノート/メモを取る・お絵かき・動画視聴・ブラウジングといったものなんだけど、中でも圧倒的に何かを書く(描く)ことに使う時間が多い。

書く作業なのでiPadを机に置き、椅子に座って作業をするわけなんだけどiPadを机においた状態でロック解除しようとすると絶対に失敗する。角度的に顔がFaceID(TrueDepth)カメラに認識されないから。

身を乗り出してロック解除するのがストレスなので、今はもう最初からパスワード入力になるようFaceIDをオフにしている。

iPadを持ち上げればいいじゃんと思う方もいるかも知れないが、何かを書き始める前に一々重い板を持ち上げ顔に向けるという作業、それはもうただストレスを貯める行為。

それにiPadのFaceIDはiPhoneのFaceIDに比べて感度が悪い気がする(個人の感想です)。多分顔を向ける速度なんかが関係してる(iPadは”よいしょ”って感じなのですぐに顔に向けることが出来ない)と思うんだけど、わざわざiPadを持ち上げて認証できず、結局パスワード入力をする羽目になるというのは正直ストレスを通り越して苦痛である。

iPhoneなら軽くて小さいのでスマホと見つめ合うことも楽だけど、iPadは地味に重くて大きいので振り向かせるのも一苦労。

TouchIDなら電源ボタンに振れるだけでロックを解除できるので本当にうらやましい。

ただ、iPadを机に立てて作業ディスプレイのひとつとして使うとか、ちょっと傾斜をつけただの上に置いて作業するのならFaceIDでも良いのかもしれない。(でも指紋認証のほうが早くない?

スピーカー

ここの違いはiPadProのスピーカー数はAirの2倍の4つであるということ。

オーディオにあまり興味がない私でも体感できるレベルで差がある部分。空間オーディオの立体感や音の厚みがまるで違う。

先のProMotionと同じく音質も触って5秒で気づく。やっぱりコンテンツをより楽しむにはProを買ったほうが良いと思う。

その他

端子の違い

iPadProはThunderbolt4対応のUSB-C、AirはただのUSB-C。ProはThunderbolt4に対応したことで転送速度は最大40Gbps、USBPDは最大100W、映像信号は4K・2画面出力が可能。USB-Cの話は非常にややこしいので簡単に言うと「Thunderbolt4はUSBの中の王様、これを買っておけば困ることはない!!」って言うこと。
2枚以上の外部モニターにiPadを接続して作業する人や外部ストレージなんかにデータ管理をする人なんかはPro一択だと思う。(AirはUSB3.1Gen2:1台最大6K解像度60Hz・最大10Gb/s)

デザインの違い

媒体はほとんど変わらないのでほとんどカメラ部分に限った話になるんだけど、正直私はAirのほうが好きだ。もっというと無印の凹凸がないデザインが一番好き。Proの小窓のようなデザインも悪くはないし文字通りプロフェッショナルの装備として見るならこのデザインが適しているのかもしれないんだけど。この部分は人を選ぶかもしれない。

容量の違い

Proは128GB〜1TBまでの5つから、Airは64GBと256GBの2社択一。自分のニーズに合わせ柔軟に対応ができるのは間違いなくProだろう。
ただ、ストレージに関してはiCloudを使うことによって後から最大2TBまで実質増やすことが出来るし、M2MacBookAirの様に最低容量だとストレージ速度が低下するという話も色々調べた結果なさそうなので、差なんて無いに等しいのかもしれない。

違いが活きた瞬間、AirでなくProを買うべき理由

これまでの「11インチProとAirの違うところ」から、明確にProとAirの差といえるのはProMotion・ロック解除方式・スピーカー・端子ということがわかったと思う。

さて20ヶ月iPadProを使ってこの4つが活きたのか?

答えは、

う、うん…活きたと言われれば活きたかなぁ…

っていう感じ。正直活きたと言われればそうかなぁと思うし、活きてないと言われればそうなのかもしれない。

ただ、Proを日常的に触っているとAirを使った時に違和感というかストレスを感じるのは確かだ。友人のAirを5分借りただけで「あ、これダメなやつだ」と思ってしまうくらいには。

はっきりとその差を感じることが出来なかったのは、先に書いた通り私の用途が、ごく一般的な何かを書く(描く)であったり動画を見るであったり、ブラウジングをするであったり、おおよそプロと名のつくようものじゃないというのもあるかもしれない。言ってしまえばそれらアクションを行うのであればAirでも十分だからだ。

特に第5世代Airは第3世代Proと同じM1チップを搭載し「iPadPir」(ProとAir)みたいな感じになっているのでRAMの幅こそあれど性能的にはほとんどAirとProは同じモノである。

故にAppleは性能を同じとするを分かつ”差”として2倍のリフレッシュレートや2倍のスピーカー・Thunderbolt端子など作業効率化・ユーザビリティの強化をProに取り入れた。iPadのコンテンツ消費デバイスとしての一面を最大限強化した、あるいはまこと体現した存在がiPadProなのである。

要するにProを買うということは「自己満足」を買うということである。ProとAirを分かつその差は数こそ少ないけれど、その効果は抜群だ!

iPadで書く・見る・操作するコンテンツにいかに没頭できるか、楽しめるか、気持ちよくなれるか、Proだからこその上質な体験にAirとProの差額を投資できる人は迷うことなくProを買ったほうが良いだろう。

逆に、少し躊躇してしまう人は、iPadでやろうとしていることを紙書き出してみると良いと思う。そのやりたいことというのがProの持つ4つの優位性に密接に関わるのならProを購入してほしい。

今、iPadProM1を購入すべきか?

M2iPadProが発売され、もうすぐM3が発売されるであろうiPadProシリーズ。今この時期(2023年暮れ〜2024年初頭)にM1iPadを買うのはありなのか?

M1iPadPro
M2iPadPro
M3iPadPro(仮)

どれを買うのが良いのだろう?

個人的にはM1を買ってしまうか、あるいはM3を待ったほうが良いと思う。理由は2つあって、ひとつはM1iPadProとM2iPadProはほとんど同じということ、もう一つはM3iPadProに新機能がつくかもしれないということである。

M1iPadとM2iPadはほとんど同じ

こちらのApple公式比較ページを見ていただければ分かると思うのだけど、M1iPadとM2iPadにはほとんどスペック差が無い。

チップセットはM2にアップグレードされているので確かにM1に比べ処理性能は高いんだけど、そもそもM1が先に触れた通りえげつないチップセットなのでM1で十分なのにそれ以上の性能のM2がいるのか単純に疑問に思う。

M3iPadProに新機能がつくかも?

これは確定情報じゃなく不確定それも妄想を多分に含むのだけど、もしかしたらM3iPadPro(仮)はM1→M2のような性能向上だけじゃなく、加えて新機能がつくかもしれないという話。というのもM3iPadPro(仮)が発売されるであろう2024年にはAppleVisionProが米国で発売されるからだ。
AppleVisionProというのはAppleが開発した空間コンピュータのこと。(詳しくはコチラ今年発売したiPhone15Pro・ProMaxにはAppleVisionPro用の空間ビデオ撮影機能が備わっていてこれから先VisionProと既存製品の繋がりが築かれていくのは確か。
故に、同じProの名を冠するM3iPadPro(仮)にもAppleVisionProとの連携機能が追加されるかもしれないというわけ。

以上がM1iPadProを買うあるいはM3を待ったほうがいいという私の考えの理由である。妄想もすこしばかり含んでいるけど、逸る気持ちを抑え未来をすこし覗いて見るのも良いかもしれない。

11インチProと12.9インチProどちらを買うべきか?

コレは悩ましい問題だけど、お金に余裕があるのなら12.9を買っていただきたい。なぜなら12.9インチiPadProはコンテンツ消費デバイスとしてのiPadの現時点での完成形であるから。

まずはコチラのページ下部「ディスプレイ」部分を見ていただきたい。

11インチiPadProと12.9インチiPadProの比較(Apple公式ページ

11インチiPadPro12インチiPadPro
Liquid RetinaディスプレイLiquid Retina XDRディスプレイ
IPSテクノロジー搭載11インチ(対角)LEDバックライトMulti-TouchディスプレイIPSテクノロジー搭載12.9インチ(対角)ミニLEDバックライトMulti-Touchディスプレイ
XDR輝度:フルスクリーン最大1,000ニト、ピーク輝度1,600ニト(HDRコンテンツのみ)

こんな感じで表記されていると思う。12.9インチiPadProの画面はサイズだけでなくその種類まで違うのである。

HDR(高価格帯のテレビ・モニターについている明暗の幅をより広く表示することが出来るシステム)を超えた存在という意味でAppleが名付けたXDRが搭載され、さらにLEDバックライトがミニLEDバックライト(上位モデルのテレビにしか搭載されない)に変更されている。

つまり12.9インチiPadProは、高価格帯の大型テレビのモニターをiPadにつけちゃいましたモデルということになる。

11インチよりさらに深くそして鮮やかにコンテンツを楽しむことが出来るんだ!!

まとめ

いかがだっただろうか?

私の使用用途が一般的すぎてProをの魅力を最大限説明することが叶わなかったのが少しばかり残念ではあるけれど、この記事があなたのiPad選びの一助になったなら幸いだ。

Proはいいぞ!12インチならもっといいぞ!

よきiPadライフを!!

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