おりかえし。おてつたび
10月29日から始まった栃木でのおてつたびも既に残り半分。
1週間分の正直な感想は「無」である。というか軽く鬱である。
日に日にテンションが下がっている自分の体を第三者視点で見つめているような感じで心とカラダのズレを感じる。
誤解のないように言っておくと職場の環境は良い方である。働いていて苦痛を感じたことはまだない。仕事内容は接客と配膳、温泉の掃除がメインで、すき家アルバイトで自分の接客業の適性のなさが露見した私でもとりあえずこなせている。(すき家とは客層がだいぶ違うと思うのだけれど
職場に問題がないのならばなぜ、気がこれまでにないほど沈んでいるのか?小一時間考えた末、私は一つの結論にたどり着いた。
確かめてくる。僕がどれだけ強いか
おおよそこの考えが原因なのは確実だろう。実は、今回のおてつたびには裏テーマがある。
それは「確かめてくる。僕がどれだけ強いか」というものであって”私の驕り”を捨て去るための確認作業だ。
近頃の私は一人で何でも出来ると思っている。まったく根拠もないのに
本質的に私は自己中であって自分優先の考え方をすることがとても多い。それがこの2ヶ月の休学期間中にこれまでになく膨れ上がってしまった。
この持病の最善最速の特効薬は「自分が一人でどこまで出来てどこから出来ないのか?」あるいは「何が出来て何が出来ないのか?」を認識することである。故に自ら単身で見知らぬ土地に乗り込み荒治療しようとしているわけだ。
結果、原本どおりに「うんっ 僕ちょっと強いかも♡」ってなれば御の字なのだけれど今の自分を見る限りそうはならないのだろう。
しかし、一人で見知らぬ慣れぬ土地に居るというのは想像以上にストレスであった。一人で居るのは大好きなのだけれどそれにも限度というものがある。おまけに働いている施設の周りは枯れた木々だらけ
仕事時間も早朝と夜というシフトで深夜とお昼しか暇がない。それに加えて私の常備薬であるコーヒーも無い。
それらが同時に私に襲いかかってくるのでリラックスなんて出来るはずもない。
鬱気分のドクターブライス
何事も気分が乗らなければうまくゆくはずがない。まずは私の気持ちの高揚を、最低でもこれ以上悪化させてはならない。
最低な気分の処方箋として中学時代に見ていたアニメを見ることにした。現実世界と私の頭の中を切り離したかったため実写映画を見ることはやめた。
私の中学時代の青春は良くも悪くもアニメとゲームに染まり切っているため思い出深い作品ばかりだ。して、その内容はというと
- フリクリ(2000年
- トップをねらえ!(1988年
- トップをねらえ2!(2004年
- serial experiments lain(1998年
- キルミーベイベー(2012年
- 逮捕しちゃうぞ(1994年
- カウボーイビバップ(1998年
- バブルガムクライシス(1987年
- あずまんが大王(2002年
- パトレイバー旧OVA(1988年
の計11つである。中でも上5つはノンストップで全話見終えてしまった
私が中学に入学したのが2015年。あらためてサバを読んでも無理があるほど時期というか流行というか年齢がズレている事に驚く。いつも思っていることだけれど、やっぱり生まれる時期を10年ほど間違えていると思う。
それにしてもどの作品もおもしろい。20年経っても色褪せず面白いなんてとってもすごい事だと思う。
フリクリは20年以上前の作品なのにこの3日ほどで3周も見返しているし、パトレイバーなんて幼稚園時代からみているのに未だに飽きない、押井節全開の劇場版シリーズもいいけれど旧OVA版のわちゃわちゃした雰囲気も結構好きだ。
時代を超え愛される作品。いつかそんなものを作ってみたいものだ。
そうして仕事と食事、睡眠以外の時間をアニメに費やしていたらなんとなく気分も悪くはなくなってきた。
FinalCutProが欲しい
気分が良くなってきたので、PVの編集作業に取り掛かる。
紅葉シーズンが過ぎてしまった枯れ木だらけの映像をうまく見せるのは至難の業だ。必然的に編集作業にも力が入る。
そして、そこで学ぶわけだ。iMovieの使いづらさを
iMovieとはMacにプリインストールしてある映像編集ソフトのことで100%無料で使うことが出来る。無料故に出来ることは限られるわけでそこに文句を言うのは貧乏くさい筋違いの話だと思うのだけれど。
そして、そこで欲しくなるわけだ。FinalcutProを
FinalCutProとはiMovieと同じくAppleが提供している映像編集ソフトのこと。通常価格は4万円、けれど学生の私なら3万円で買うことが出来る。
自分のやりたいことならそこに投資するのは全然マイナスなことではないし、むしろプラスだと思うのだけれど、うーむ。だいぶ悩みどころである。
無理をすれば買えないわけじゃない。(3万を出すのに”無理をする”という表現を使ったことで私の経済状況がおわかりになったと思う。
うーむ。
。。。iMovieでも出来ないことはないので今回はiMovieで最後までやろうかしら。