結論:学生に大型テレビは必要?
大型テレビを2年間使ってみて私は概ね満足している。もちろん少しばかり後悔しているところもあるけれど、それは選んだテレビの仕様的な問題からくるものであってテレビを買ったこと自体は後悔していない。しかし、それを踏まえた上で
結論:学生は大型”テレビ”は買わなくて良い。
あれ?満足してるんじゃないの?と思われた方が大半だと思うけど、大型 テ レ ビ は買わなくて良いということ。
多分こんな「大学生で大型テレビを購入する…」なんて局所的な記事を見ているあなたは、何かしら見たいものとかやりたいことがあって大型テレビを買おうと思っているのだと思う。
その見たいものやりたいことっていうのは本当に大型 テ レ ビ でしかなし得ないことなのか?
テレビで見るからこそ得られる体験とはなにか?
この記事では、自腹で大型テレビを購入し2年間使ってみた現役大学生の私の感想や大学生のテレビの選び方、大型テレビの代用品についてまとめている。
あなたのテレビ選びの参考になったら幸いである。
大型テレビを購入したわけ
まずは私が大型テレビを購入した理由を簡単にご説明。
それは私の趣味である映画鑑賞やゲーム体験を最大限に楽しむという至極単純な理由からである。
私がテレビを購入した2年前というと収束には向かっていたもののまだコロナが世間を騒がせていた時期。学校はオンライン授業だし元々インドアなこともあって、当時の私はほとんどお家の中で過ごしていた
外に出ないのでお金もたまりにたまる。ならばそのお金を自分の部屋に投資することで、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)ならぬQOR(クオリティ・オブ・ルーム)を上げてみようと考えたわけ。
机なり本棚なり椅子なりあらかた模様替えをし終わった後、最後になにかでっかくてインパクトのあるものが生まれ変わった部屋にほしいなと思い、私の趣味活動のグレードアップも兼ねて大型テレビを購入した。
また、当時趣味・勉強で使っていた10年ものの24インチのモニターの画面の小ささと発色の悪さに限界を迎え、そろそろ買い換えようかなと考えていた時期でもあったので都合が良かった。
購入したモデル
私が購入したのはSONYのBRAVIA XRJ-50X90Jという50インチの液晶テレビ。お値段は値引きしてもらって約16万円。
160時間分の労働時間と引き換えであるので、テレビに関しては結構調べ上げた。
他にも候補として東芝のレグザやシャープのAQUOS、ハイセンスが上がっていたのだけれど、価格や画質、機能、サービスなど色々な要素を天秤にかけてそれぞれを吟味した結果、最終的にSONYのブラビアを購入した。
*テレビ選びの要素と選び方、買い方については下の項で詳しく説明しているのでそちらをご参考頂きたい。
大型テレビを3年使って良かったところ
大型テレビを2年使ってみてよかったところを上げてみた。
・文頭に「BO」がついているやつは他の大型テレビでは味わえないブラビアだけの良いところ
・「*」がついている用語についてはページ下部「テレビを選ぶ要素」でも詳しく説明している。
映像コンテンツは大画面*4KHDRが正義
大型テレビを買う一番の目的といえば大画面に映し出される美しい映像を見たいということだろう。
私が大型テレビを買って一番満足している点もこれで、自分のテレビ以下のサイズのテレビを見るのが苦痛になるくらいの大沼がここにはある。
さらに最近の大型テレビの殆どは4K画質かつHDRに対応しているため一般的なFHD画質のテレビとは比べ物にならない映像体験を味わうことが出来る。
4Kとは、簡単に言うと画面のきめ細かさのこと。
テレビやスマホの画面を虫眼鏡なんかで拡大してみると小さなライトのようなものが点滅しているのが分かると思う。そのライトのようなものを画素と言って4Kには、その画素が横に3840個、縦に2160個、全体で8,294,400個ぎっしり敷き詰められている。この数字は一般的な従来のテレビの画素数(1980×1080=2,138,400)の約4倍!4倍ものきめ細かさで映像が描かれるので当然映像がはっきり美しく表示されるんだ。
HDRって何?
HDRとは、ハイダイナミックレンジの略で従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)より画面の明るさを幅広く表現できるということ。これまででは白飛びや黒つぶれしていた映像もHDRならより自然にリアルに描写出来るんだ。
今までより大きなサイズで繊細で発色の良い映像を見る事ができることによって、同じ映画を見ても本当に全く映りが違うので作品に更に没頭できるようになったし更に好きになることが出来た。
分割画面でも快適
マリオカートやマイクラを分割画面で遊ぶ時、画面が小さすぎて全然楽しめなかった経験はないだろうか?
大型テレビを使えば分割画面を使っても普通のテレビと大差ない感覚でプレイすることが出来る。
一人あたりの画面の大きさもさることながら画素が細かいので小さいながらも鮮明なくっきりとした映像を見ることが出来るので盛り上がりも一入だ。
コストパフォーマンス
16万でコストパフォーマンスと言う言葉を使うと?になってしまうかもしれないけれど、個人的に費用対効果は結構良いと思う。
例えばテレビを買い替える頻度を5年として計算した場合。
160,000÷5=32,000(1年で3万2千円
32,000÷12=2667(1ヶ月約2500円
1月たった2,500円でこれまで以上にコンテンツに没頭し楽しめるのだ。
プライムビデオで毎日映画を1本見る計算なら、チケット1.5回分の価格でなんと30本もの映画を映画館に近い迫力で楽しむことが出来る。(音響とかはここでは除くとして
普通の人はそんな頻繁にテレビを買い替えることなんて無いと思うので、一度大型テレビを買うということは趣味に長期間大きな投資をすることと同じだと思う。
*GoogleTV対応でスマート家電化出来る
一部の大型テレビはGoogleTVやAndroidTVに対応している。これはテレビ用のスマートフォンが組み込まれていると考えてもらえば良い。
音声でコンテンツを検索できたり、FireTVStickなんかを繋がなくてもテレビ単体でプライムビデオやネットフリックスを鑑賞することが出来る。
さらに、リモコンを使わなくてもスマホで操作出来たりもするので「リモコンを探す・リモコンを触る」という時間がなくなるのでストレスもなくなる。
BO:プレイステーションとの連携
SONYだからこそなせる技で家庭用ゲーム機プレイステーションとの連携が行える。
普通のテレビなら、ゲームで遊ぼうと思った時
- テレビの電源を入れる
- ゲーム機の電源を入れる
- 入力をゲーム機が接続されているところに切り替える
というアクションが必要だけれど、ブラビアならプレステの電源を入れるだけでテレビが起動し入力も切り替えてくれる。ゲームを遊び終わったともプレステの電源を落とすだけでテレビの電源も勝手に切れてくれるのだ。細かいところだけど上の3ステップが1ステップになるだけでだいぶストレスが無くなる。
さらに4K120FPSに対応したゲームモードや最適なHDRトーンの調整を行いゲームのグラフィックをより美しく見せてくれるなどゲーム体験を何倍にも向上させる連携機能がブラビアには搭載されている。
詳細はこちら(注SONYのウェブページに移動します
BO:ブラビアコアアプリで最大2年間、ソニー・ピクチャーズの映画が見放題
こちらもブラビア限定、ソニーだから実現できるサービス。ソニー・ピクチャーズの作品が最大で2年もの間無料で見ることが可能なのだ。
見放題対象作品はスパイダーマンシリーズやゴーストバスターズ、メン・イン・ブラックなど名作揃い。
さらに、ブラビアコアならIMAXEnhanced機能やPureStreamを利用することによってまるで自宅にいながら映画館のような映像体験を味わうことが出来る。それに加えメイキング映像なんかも配信されているのでコンテンツをさらに奥深く堪能することが出来るのだ。
詳細はこちら(注SONYのウェブページに移動します
大型テレビを3年使って後悔したこと
大画面でコンテンツを最大限楽しむなら有機ELは必須
4KHDRで映像の迫力は確かにすごい。けれど、大きな画面だからこそ生じる問題もある。
それは小さい画面ではさほど気に留めていなかった部分が大きい画面のせいで目についてしまうことだ。
私の場合それは映像の”黒”に現れた。
現在販売されているテレビは液晶テレビと有機ELテレビという2つに大別することが出来る。私は前者の液晶テレビを買ったわけなんだけど(LED)液晶テレビは黒の表現に深みがなく画が潰れて見えてしまう。
まずはテレビの画面の種類について整理してみよう。現在のテレビ画面の種類は液晶パネルと有機ELパネルという2つに大別できる。(液晶パネルはMiniLED液晶とLED液晶に分けることが出来るんけどMiniLED液晶の方が優秀なパネルという認識でOK)
液晶パネルと有機ELの違いはその発光の違いにあって液晶テレビが画面の裏にあるバックライトの光の強弱で映像を映すのに対し、有機ELの違いは有機物が自ら発行する現象を利用して映像を映している。
両者の特徴
- 液晶テレビ:安価でTVサイズが豊富、常時バックライトが点灯しているので黒の表現が弱い。
- 有機ELテレビ:高価だけど薄くメリハリのある映像を移すことが出来る。光を消す事ができるので完全な黒を移すことが可能。黒帯のある映画を見るなら断然こっち!!
大画面だからこそ、その部分が余計気になってしまって映像に集中できない。電気を消せばだいぶ増しになるのだけれどこれ以上目を悪くしたくない。
ゲームではそんなに気にならなかったけど、映画の暗いシーンなんかは正直iPadProで見たほうがきれいに見える。
場所問題
これは切っても切り離せ無い問題だ。画面が大きいということはそれだけ場所を取るということである。
もし一人暮らしをしている学生ならあまり部屋にテレビを置く余裕なんて無いと思う。さらに、これはあまり知られていないけど、部屋の照明とテレビの位置関係なんかも考えなきゃならないのでだいぶ面倒。
部屋の照明とテレビの関係についてはページ下部「テレビの選び方」にて説明
価格
長期的に投資だからコスパが良いとは書いたけれど、やっぱり10万を超えるときついものがあるのは分かる。私も半ば勢いで買ってしまったところがあるので購入してから1週間ぐらいは少しブルーだった。
でも私が買ったブラビアは正直ソニーというブランド料がいくらか入っているので、細かい機能面やスペック面を気にしないのなら同じ50インチ4Kなら実は6万円で手に入れることができる(泣)
大型テレビの選び方
2年使って感じたメリット・デメリットを簡単に振り返った所でここからは、あなたにあったテレビの選び方を紹介してみる。
買う前に、ネットや家電量販店の販売員さんから見聞きしたこと・個人的に2年使って気づいたことをまとめているので是非参考にしてほしい。
本当にテレビで良いのか?
大型テレビの選び方なのにこんな質問をするのは変だけれどこれはテレビ選びにおいて最も重要なことだ。
なぜならテレビとはテレビ放送用のチューナーがついたモニターであるから
故にテレビ番組を見る必要ないのなら大型テレビより格段に安い大型モニターを買えば良いわけである。
というかモニターにファイアスティックTVを挿せば民法番組が配信されているTverを見ることが出来る、それってもうテレビじゃんという話。
これが、私が2年ブラビアと生活をともにしてきて「大型 テ レ ビ を買わなくて良い」という結論にたどり着いた理由だ。
じゃあ、逆にあえてそこでテレビを選ぶ人とは何者なのか?
それは、自分がコンテンツをより気持ちよく感じるために投資する覚悟を持った人たちだ
確かにテレビでもモニターでも同じ”映像”を見ることが出来る。けれどその映像をいかに楽しむか、いかに没入するか。
できるだけ綺麗に気持ちよく映像を見たい!!そのためならお金も惜しまない!!という人ならモニターではなくテレビを購入しよう。
テレビを買うということは究極的自己満足快感体験を買うということなのである。
テレビとモニターの違いとはなにか
気持ちよく見るとだいぶ大雑把に言ったけどなぜ気持ちよくなれるのか?
テレビにあってモニターにはない気持ちよくなれる部分とは何なのか?
- 放送用チューナーの有無
- アクセシビリティ
- 映像描写
の3つがテレビにはあるから。だと私は思う。
*この他によく言われるのが応答速度・表示遅延問題であるけど、そこを気にする人ならはなからテレビなんて眼中になくゲーミングモニターを購入すると思うので、この記事では扱わない。
*応答速度・表示遅延問題に関して詳しく知りたい方はAVWatchさんのこちらの記事を見てもらうと分かりやすいと思う。めちゃくちゃ丁寧に説明されているので知識ゼロの人でも良く分かる。
放送用チューナーの有無
これは上のとこでも書いたようにテレビはテレビ放送を見ることが出来るけれど、チューナーが無いモニターは見ることが出来ないという話。これはあんまり気持ちよさとは関係ない。
アクセシビリティ
これはメーカーによってある程度の幅があるけれど、モニターよりテレビのほうが色々な機能が詰め込まれている。
例えば、ハンズフリーでの操作やスマート家電への対応(AppleのHomeKit・AmazonのWorks with Alexa等)、立体音響による包み込むような音響体験など、
優れたユーザビリティや映像をより彩るための機能をテレビは搭載している。
映像描写
私が思うにこれがモニターとテレビを分かつ決定的な違いだ。
チューナーの他にテレビにあってモニターには無いものが、ここにもうひとつ
それは脳みそである。
もちろん脳というのは比喩表現であって、マッドでサイエンスな工程を経てテレビが生産されているわけじゃない。
テレビにおける脳みそというのは映像処理技術のことで、簡単にいえば
入力された映像をそっくりそのまま何も考えずに画面に映し出すのがモニター
入力された映像を脳みそが解析し綺麗に加工して画面に映し出すのがテレビ
ということ。
できるだけきれいな没入感のある映像を見たいと少しでも思っているなら、迷わずテレビを選ぶべきだ。
この部分に関しても下のテレビ選びの要素の項で詳しく説明しているのでそちらをご参照いただきたい。
主要なテレビメーカー
主なテレビメーカーとそのブランド・特徴について簡単に紹介する。
REGZA
ブランド名:REGZA
特徴
- 複数のチャンネルを連続録画できる「タイムシフトマシン」
- 放送中の地デジチャンネルを同時画面表示できる
- 目的のシーン・タレントを配信サービス・Youtube・CMから横断検索し一覧表示してくれる
大型テレビ選びの要素
これら6つの要素を自分の重要視するもの順に並び替えて、上位3つの要素はだけボックス内の細かな部分まで考えるのが一番効率のいい良い選び方だと思う。もちろんすべての要素が大事な部分ではあるんだけど、それを追い求めていくと普通に100万円の最上位機種とかになってしまうので、自分がテレビに求める最も大事なものを考えてていけば自ずと自分に適したテレビが見えてくるはずだ。
- 解像度
- HDR
- 倍速機能
- 液晶か有機ELか
- 脳みそ
- 立体音響
- 録画機能
- チューナー数
- アップコンバート機能
- AndroidTV・GoogleTV
- 価格帯
- 大きさ
- テレビとの距離
- 光
- ゲーム用途
- 映画
映像
解像度
いわゆる4K()とかフルHDRとか言われるやつである。4Kというのは3,840×2,160もの画素で構成されていてその数は一般的なテレビのフルHD(1,920×1,080)の4倍である。画素数が細かいのでより繊細で立体的な映像を楽しむことが出来る。
でも、今時大体のテレビが4K画質であるのであまり気にしなくて良い。
HDR
HDRというのは画面の明暗をよりはっきり効果的に再現する機能のこと。人の目で実際に見ているような映像に近づける事ができる。HDRならこれまで使われていたSDRより表示できる明暗の幅が広いので白飛びや黒つぶれが起きにくい。
これも、今時のテレビはほとんど搭載しているのであまり気にしなくて良い。参考)EizoHDRとは
倍速機能
倍速機能とは映像をよりはっきりと表示する機能のこと。映像というのは一枚の写真を連続で表示しているパラパラ漫画みたいなもの。普通のテレビは1秒60枚のパラパラ漫画で構成されているんだけど、倍速機能では倍の120枚で表示することが出来る。
スポーツをよく見る人やゲームをやる人にはありがたい機能。10万以上のテレビにはだいたいついてると思う。
液晶か有機ELか
最初に言っておくと有機ELは高い、でももし手が届くのならば有機ELを買ってほしい。先にも書いた通り有機ELは有機物そのものが自然に発行する現象を利用し完全な黒を表現できるので映像の締まりが全く違う。映画をよく見る人なら特に!!
かといって液晶がゴミというわけじゃない、液晶テレビはバックライトを利用して発光しているので明るい映像ならとっても綺麗。さらに近頃は液晶パネルだけど暗い映像も得意なMiniLED液晶テレビなんかもあるので是非店頭で見て自分の納得できるテレビを買ってほしい。
高い:有機EL〉MiniLED液晶〉LEDバックライト液晶:低い
脳みそ
映像処理技術のこと。ここは各メーカーがもっとも競い合っている部分の一つでもあるのでメーカーの個性が出やすい部分でもある。各メーカーのHPを見てみると「人の目に映る映像に近い」とか「豊かな色彩」みたいな文句が共通言語として並んでいると思うけど、家電量販店などで実物を見てみるとメーカーによってだいぶ違う。そう、同じ文句をたれているのに全く違うのだ。だから液晶有機ELどうこうの話と同じく、ここも家電量販店などで実際の映像を見てお気に入りを決めるのが一番いい
それはデモ映像じゃなくてニュース映像を見るということ。デモ映像というのは美しい風景やきらびやかな映像が流れているよくある映像のこと、アレはメーカーがそのテレビの良く映る部分を切り出して載せているだけなのできれいに見えるのは当たり前だから(某家電量販店の店員談)、故にごまかしが効かないニュース映像なんかを見るのが一番良いのだ。
映像についてここまでつらつら書いてきたけどここは好みの問題なので自分の目で見てビビッときたモノを選ぶのが大吉である。
音響
立体音響
立体音響というのは映画館のように自分を包み込むような音を発生させる機能のこと。ここもメーカーがしのぎを削っているポイントで音の質感や通りなんかが各ブランドでだいぶ違う。例えばSONYなんかはスピーカーがテレビのパネルの下に設置されているので画面から音が出ているように聞こえたりする。
でも、音響にこだわるのであれば後付でサウンドバーやホームシアターをつけるのが一番いいので興味がない人ならあまり重要視するポイントじゃない。テレビ本体のスピーカーもそこそこ綺麗だしね
機能
録画機能・チューナー数
同時に録画ができたり今放送しているテレビを最初に戻って見ることが出来たり、同時に2つ視聴したりすることが出来る機能。テレビの一番テレビしてる部分である。各ブランドで様々な工夫を凝らしているので自分が欲しい機能を選ぼう。テレビしてる部分にあんまり引かれないのであれば気にしなくて良い
録画する時テレビに加えレコーダーが別途必要な機種が偶にあるのでそこだけ気をつけよう
アップコンバート
アップコンバートというのはテレビ放送の画質を良くしてくれる機能。「4Kなら何でも綺麗に見えるんでしょ」というという勘違いがよくあるんだけど、4Kだからといって何でもかんでもよく見えるわけじゃない。フルHDの映像を4Kテレビで見るときれいに見えるどころか逆にぼやけて汚く見えてしまうことがある。テレビ放送というのはそのフルHD映像の筆頭であるので映像のアップコンバートを行い4Kテレビに適した映像に加工しフルHDでも綺麗に見せてくれる。
AndroidTV・GoogleTV
これはテレビにテレビ用のスマホが搭載されている、あるいはファイアスティックTVに近いものと考えてもらえば分かりやすいと思う。テレビにアマプラやネットフリックス等配信サービスのアプリを入れることが出来たりSpotifyを聞くことが出来たり、音声検索をすることが出来たり、おすすめの番組を教えてくれたりなんてする。一度体験するともうこれがないテレビには戻れないくらい楽なのでぜひ搭載されているモデルを選んでほしい。
価格
価格帯
多くの人が最重要事項になってくるであろう価格帯。下の「どこで買うのが良いのか」でも触れるけれど、案外キャッシュバックやら特典やらで値引きされていることが多いので、定価2割引ぐらいの気持ちで考えてみよう。
サイズ・環境
サイズ・テレビとの距離
実はテレビには大きさごとに最適な視聴距離・部屋の大きさがある。
50インチ以上なら12畳以上〜
サイズ | 視聴距離 |
50インチ | 1.06m |
55インチ | 1.17m |
65インチ | 1.34m |
75インチ | 1.56m |
という感じに。でも家具のレイアウト部屋の形とかの問題があるのでなかなかうまく具合にならないこともあるけどあまりこの部分は心配しなくてもいい。
私は(推奨の二分の一の)6畳の部屋に50インチのテレビを置いているけどそこまで窮屈ではないし気持ちの良い視聴体験を感じている。
光
部屋の照明とテレビの位置関係は実は結構重要なことだったりする。照明とテレビが近すぎると照明が映り込んで映像をうまく見ることが出来なかったり、逆光が画面に直撃して鏡みたいな状況になることがあるからだ。
だから、テレビを買う前、大きさや視聴距離なんかより、よっぽど部屋にある光・入ってくる光なんかをシミュレーションしたほうが良いと思う。
その他
ゲーム・映画
今時のテレビには映画用のシネマティックモードやゲームに適したゲームモードなんかが搭載されていることが多い。というかほとんど確実に搭載されていると思う。(家電量販店でリモコンをいじってみよう
だから、ここを需要視する人は「〇〇モードが積まれています」なんて売り文句には流されず、映画・ゲームに関する他の機能・サービスを見たほうが良いと思う。SONYのブラビアならプレステ連携・独自の映画配信サービスがあるしREGZAはゲームモードの更に上の次元瞬速ゲームモードなんかがあったりする。
どこで買うのが良いのか
最後にどこで買うのが良いのかについて話しておこうと思う。
ヤマダ・コジマなどの家電量販店やメーカーが運営しているショップ、アマゾンや楽天のようなオンラインがあると思うけど
私がおすすめするのは断然家電量販店だ。
家電量販店には実機を見て他テレビと比較し専門的な知識を持つ販売員の方に相談できるという他にはない圧倒的な優位性がある。それに加え店頭値引きをしてくれたり、保証だってメーカーと家電量販店で2重にかけたりしてくれるのでとっても安心だ。
また、テレビのような黒物家電は年がら年中キャッシュバック・割引キャンペーンなどを行っているので店頭での値引きも合わせれば定価で買うのが馬鹿みたいに思えるほど安くなる事が多い。実際、私が買ったテレビはだいたい3万ぐらい安くなった。
まとめ
この記事では学生による学生のための大型テレビ選びについてまとめてみた。テレビは良いぞ!!有機ELならもっといい!!
学生にとっては結構ハードな出費にはなると思うけど、その分リターンはとても大きいと思う。
購入するか悩んでいる人はまず家電量販店の販売員さんに話を聞いてもらおう!!テレビのプロである彼らならあなたに一番合うテレビを見つけてくれるはず!!