素人でも10分でできるTelloドローンモーター交換修理

この記事では、小型ドローンTelloのモーターを自分で交換修理する方法について、素人のワンポイントアドバイスを含めながらまとめている。

交換修理と書くとなんだか難しそうに思えるけれどやり方さえ分かれば素人でも10分ほどで出来てしまう。実際、技術系に疎い筆者でも泣かずにやり遂げることが出来た。

この記事で紹介している修理には「はんだ」を使います。はんだ付け自体は簡単ですが、ものすごい熱くなるヤツなので使用する際には十分注意してください。また、telloを分解するので保証が効かなくなるおそれがあります。

修理方法は瀬戸内DRONEWALKER様のコチラの記事を参考にさせていただきました。

今更だけど、Telloのモーター交換修理をしてみた!

目次

Telloのモーター交換修理に必要なもの

これだけアレば最低限OK!!
  • はんだごて
  • +ドライバー(1.5mm)
  • モーター
  • はさみ

修理には以上の4点が必要。はさみはご家庭に一つはあると思うので最低限入手すべきは「はんだごて」と「ドライバー」と「モーター」

いずれもAmazonで手頃な価格で手に入れることができる。

私が今回使った・買ったのはこれ

モーター

Amazonのまともな出品者の中で最安値だったのでコチラを購入した。

はんだごて

一緒に「はんだ」もついてくるし低価格、これを買っておけば間違いない。

ドライバー

私が長年使ってるドライバー。
先っぽを付け替えてで色々なネジに対応できるので色々なネジを回したい方には超おすすめ。
1.5mmのプラスドライバーが手元にある方は買わなくて良い。

これら4点に加えマスキングテープと瞬間接着剤がアレば便利かも。とりあえず、修理の流れを見れば何となく分かると思う。

修理方法

この後の修理では先に書いた通り「はんだ」を使用する。とっても熱いので使用する際、使用後には十分気をつけていただきたい。

調べたところによると大体はんだごての温度は350度くらいまで上がるらしい。(350度というのはピザを焼く石窯ぐらい)

使用後も暫くの間、高熱の状態が続くので他の作業中に誤って触れないように離れた安全な場所においておくのが良いと思う。

はんだ付けをする際以下の記事がとっても役に立ったので心配な方は一度目を通してほしい

村田製作所

WORLD INTEC

では早速修理していこう。

破損したモーターの取り外し

STEP
Telloの背面カバーをとる

まずTello背面の四隅のネジを取り外し背面カバーをとる。

ネジはめちゃくちゃ小さいので絶対に無くさないように!!

STEP
コードの確認

背面カバーを取り外したら交換するモーターのコードの色と配線を確認しよう。
ドローンのプロペラの回転方向は時計回りと逆時計回りが混在していてTelloの場合コードの色でそれを見分けることが出来る。ここを間違えてしまうとこれからの作業がすべて無意味になってしまうので要注意。

参考Drone Wiki

私の場合白黒コードのモーターが壊れていたのでこの記事では同じ白黒コードのモーターに交換する。

また+、ーも気をつける必要があるので自分の交換する部分を写真で撮って後から確認できるようにしておこう。

基盤をゆっくり少し持ち上げて中の状態を参考程度に確認しておいてもいいと思う。

STEP
「はんだごて」を使って壊れたモーターを取り外す

では、今回の修理の1つ目の山場である壊れたモーターをはんだを使って取り外す作業をやってみよう。

まず、壊れたモーターのコードを切断して基盤からコードを取り除きやすくする。(既にぶち切れている方はスキップ)

コードを切断したらモータを取り外す。結構硬いのでペンチなどを使ってグリグリさせながら慎重に取り外そう。

そして、コードと基盤の接着部分をはんだごてを使って取り外す。筆者は素人なのでやり方は上の村田製作所さんの記事を参考にしてほしい。

上で紹介している「はんだごて」は、初回使用時に若干煙が出て、焦げている匂いがするがそういう仕様らしいので気にしないで頂きたい。ただ、あんまりにもひどいようだたら使用を中止しよう。

素人なりのコツとしてはコードを若干引っ張っておくこと、取れるタイミングは突然ズブッとやって来るのでそれに反応できるように慎重に押し当て続けよう

新しいモーターに交換

STEP
新しいモーターをプロペラ基部に設置

コードを取ることが出来たら次は新しいモーターを設置し穴にコードをくぐらせよう。写真では足の部分を切り取ってしまっているが、別に切り取らなくてもコードをくぐらせることは可能。

ただ、切り取ったほうが格段にやりやすいし、切り取った足は瞬間接着剤で簡単にくっつけることが出来るので切り取ってしまったほうがストレスはない。

コードを通す際は爪楊枝とかシャーペンの先とか細長いもので押し込むと通りやすい。

STEP
新しいモーターのコードを添わせる

次に、プロペラと本体を繋ぐ橋梁部分にコードを添わせる。コレが結構ズレやすく後ではんだづけをする際、若干面倒なので写真のようにマスキングテープやセロハンテープで簡易的に止める、あるいはプラスチック片(パテ)で留め具をしておこう。

適当な位置にコードを這わせることが出来たら少し余裕のある長さでコードを切断しコードの被膜をとる。

この時、最初はハサミで甘噛して(ふにゃふにゃしてくるくらいまで)後は爪を使って優しく取るというのが素人なりのアドバイス、切断したコードはもう使わないのでそれで練習してみるのも良いかもしれない。

STEP
コードをはんだ付けする

さあ、最後にして一番肝心な「新しいコードのはんだ付け」をやってみよう。

まず導線部分に少量のはんだを付ける。これは先っぽをまとめるという意味合いが強いのでほんとに少量、「線香花火」よりちょっと小さめぐらい。

コードの先端にはんだを付けたら基盤にはんだ付けをする。この時+部分とー部分のはんだがくっつかないように!!ショートしてしまうらしい

結構難しいと思うんだけれど、コードを手じゃなくピンセットのようなもので持つと結構やりやすくなる、そうしたほうが火傷のリスクも減らせるしね。

はんだ付けが終わったらすぐはんだごての電源を切ろう。冷めるまで結構時間がかかるので10分くらいは要様子見。

不器用な筆者はどうにも元のようにくっつけることが出来ず写真のような形になったが全く問題なく動いてくれた。

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