大学3年である著者がSEではなくseriesモデルを買って後悔した理由を濃縮した記事
10秒で分かるこの記事
学生に本当にAppleWatchが必要がない理由。もし購入するとしてもAppleWatchSEで十分だ!!seriesモデルは買わなくていい!!という理由をseriesモデルとSEの比較と私の体験を交えながら解説。
AppleWatchとは
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AppleWatchは、iPhoneやMacで知られるAppleが開発した時計型ウェアラブルデバイス。時刻が確認できるだけでなくフィットネスの計測や通知の確認、音楽再生、ライト、衝突事故検出など、腕時計の枠を飛び越えた腕につける小さなiPhoneのようなデバイスだ。
学生はAppleWatchを買うべき?
結論から言ってしまえば学生にAppleWatchはいらない。
私が思うにAppleWatchの機能は大きく2つだ。
1:iPhoneでも出来る機能
2:AppleWatchにしかできない健康機能
1:iPhoneでも出来る機能は読んで字の如くでiPhoneでもAppleWatchでも出来る機能のことだ。
例
・タイマーやアラームをかける
・音楽を再生する
・天気予報を見る
・予定やリマインダーを確認する
・SNSで返信をする
上記のようなアクティビティが日常的に使うiPhoneでも出来る機能なのだけれど、これらをわざわざAppleWatchでやる必要があるのだろうか?手元にiPhoneがなくてもこれらをサッと行うことが出来ることは確かにとても便利なのだけれど。しかし、それだけのために頑張ったバイト代から3万、5万払う必要があるのだろうか?
でも、iPhoneでは行うことができない機能がAppleWatchには搭載されている。それが
2:AppleWatchにしかできない健康機能だ。
AppleWatchはずっと手首につけているからこそiPhoneよりも自分の生活に近いデバイスだ。だからこそ心電図や心拍数、運動・睡眠記録等のフィットネス情報を記録することが出来る。
「iPhoneでも出来る機能なんて百も承知。私はこの健康機能のためにAppleWatchを買うんだ。」という人がいるかも知れないけれど少し待ってほしい。
普段、健康に気を使ってますか?
毎年行う健康診断の結果を見てなにか行動を起こせてますか?
部活を頑張っている人やフィットネスに普段から関心を寄せていて実践している人はスキップしてくれて構わない。しかし多くの学生は健康に対してそこまで気を使っていないと思う。
特に大学生は、飲み会やら一人暮らしやらで生活リズムが不規則になる事が多いと思う。でも真剣にそれを直そうとしている人を私は見たことがない。だって、生活リズムが崩れたとしても若さ満点の私達の体調にほとんど影響はないのだから。
肌荒れが気になったり、授業に寝坊したり、居眠りしてしまったりとかはあるかもしれないけどそれを解決するためにAppleWatchを買う意味はない。
でも、逆に言えばAppleWatchを買うことが健康意識を持つきっかけになるのかもしれないのだけれど、今まで何ら健康に気を使ってこなかった人がAppleWatchを買っただけで改善されるとはあまり思えない。
それでも、もしAppleWatchを買うならSEを買うべき3つの理由
それでも、「細かいことは良い!私はAppleWatchがほしいんだ!」という私のような人が多分いると思う。
それでも、AppleWatchがほしいのならAppleWatchSEを買うのがおすすめだ。
この記事では、
・なぜseriesモデルではなくSEが良いのか?
・そもそも両者の違いって何?
という疑問をseriesモデルを買って泣いて後悔した私の経験を含めて解説していく。
まずはseriesモデルとSEの違いについて解説していこう。
seriesモデルとSEは何が違う?
AppleWatchSEとAppleWatchseriesモデルの違い=特殊機能の有無
両者の違いは一言で言ってしまえばこんな感じ。
もっといえばSEモデルは算数でseriesモデルは数学と例えればわかりやすいかもしれない。
数式を解くときの基本の”き”「たす・ひく・かける・わる」を使うのが算数。
基本の「たす・ひく・かける・わる」に加えて「関数や方程式」を使うのが数学。
それをAppleWatch算に当てはめると…
「たす・ひく・かける・わる」=「心拍測定・睡眠記録・耐水性能・衝突事故検出」など
「関数や方程式」=「心電図測定・皮膚温センサー・常時点灯ディスプレイ・血中酸素ウェルネス」など
といった感じだ。
そういう考えを持って下の表を見ていただければ、より内容が頭に入ってくると思う。
seriesモデルとSEの機能比較
AppleWatch series8 | AppleWatch series9 | AppleWatch SE | |
---|---|---|---|
サイズ | 45mm・41mm | 45mm・41mm | 44mm・40mm |
特殊機能 (関数と方程式)↓ | ー | ー | ー |
常時点灯ディスプレイ | ◯ | ◯ | ✕ |
血中酸素ウェルネス | ◯ | ◯ | ✕ |
心電図 | ◯ | ◯ | ✕ |
皮膚温センサー | |||
ダブルタップジェスチャ | ✕ | ◯ | ✕ |
基本機能 (たす・ひく・かける・わる)↓ | ー | ー | ー |
心拍測定 | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠記録 | ◯ | ◯ | ◯ |
心の健康状態 | ◯ | ◯ | ◯ |
周期記録 | ◯ | ◯ | ◯ |
緊急SOS | ◯ | ◯ | ◯ |
騒音検知 | ◯ | ◯ | ◯ |
転倒・衝突事故検出 | ◯ | ◯ | ◯ |
耐水性能 | 50m | 50m | 50m |
バッテリー | 18時間 | 18時間 | 18時間 |
SEを買うべき理由その1「特殊機能の必要性」
SEに搭載されていないseries限定の特殊機能が本当に必要なのかseriesモデルを購入する人は今一度確認してほしい。
series8・series9に搭載されている特殊機能はこちらだ。
1:常時表示Retinaディスプレイ
その名の通り常にディスプレイを点灯させておくことが出来る機能。常に文字盤を表示させておくことが出来るため便利のように見えるけど、バッテリーを著しく消費するため大抵はオフにすることが多い。また、オフにしていたとしても腕を挙げれば画面が点灯するためぶっちゃけいらない機能だ。
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2:血中酸素ウェルネス
血中に取り込まれた酸素のレベルを調べることが出来る機能。主に運動中や睡眠中の血中酸素飽和濃度を調べることでしっかり体に酸素が行き渡っているかをチェックすることが出来る。
肺炎や気管支喘息などの呼吸器に関わる疾患を持っているか判断する目安として使われる。あくまで一般的なフィットネス・ウェルネス目的で搭載されていて医療用ではない。しかし、一つの目安にはなるのであって損はない。
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3:心電図(22歳以上限定)
心臓の電気的な信号を測ることが出来る機能。健康診断で胸に冷たいスッポンをつけられることで馴染み深いあれだ。心電図を取ることによって狭心症や不整脈、心筋梗塞などの病気を早期発見することが出来る。実際にAppleWatchの心電図でこれら病気を早期に発見できたという報告が多い。しかし、あまり知られていないがこの心電図は21歳以下は使用することが出来ない。つまり大半の大学3年以下の学生は使うことが出来ない機能になる。
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4:皮膚温センサー
寝ている間の手首の皮膚温を計測してくれる機能。この機能を応用して女性限定ではあるが月経周期や排卵日を自動で計測してくれる。
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5:高速充電
series7から搭載された高速充電機能を使えばバッテリーが0%の状態から45分ほどで80%まで充電することが出来る。つまり、風呂に入る前にAppleWatchを充電しておけば髪を乾かして牛乳を飲む頃には80%まで充電されているといった具合だ。筆者の環境(series8)の場合では一日使って35%くらいになるので風呂に入る前に充電すればだいたい90%ほどまで充電されている。AppleWatchSEの場合は満充電までに2時間半ほどかかるためそこがネックになるかもしれない。
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6:ダブルタップ(series9限定)
AppleWatch series9・Ultra2モデルのみに搭載されているショートカット機能。人差指と親指をダブルタップするだけで様々なアプリやショートカットを起動できる。もう一方の手が塞がっているときなどに便利な機能だが、AppleWatchに搭載されたSiriに話しかければ大抵の機能が使えるので個人的にはあまり魅力に感じない。
という特殊機能がついている。どうだろう。本当にこれらの特殊機能は必要だろうか?
series8を買ってしまった著者は、図のように殆どの機能を使っておらず機能的にはSEとほとんど変わらない。心電図に至っては私はまだ使うことすら出来ない。
もしSEを買った場合一番のネックは2時間半という充電時間だと思うけれど、家の中でずっとつけているわけではないのでそこまで気にならないと思う。
機能 | オン・オフ |
---|---|
常時表示 | オフ |
血中酸素ウェルネス | オフ |
心電図 | 使えない |
皮膚温 | オフ |
高速充電 | オン |
ダブルタップ | いらない |
SEを買うべき理由その2「seriesモデルで出来る8割のことはSEでも出来る」
はじめにも書いたが特殊機能を除いてしまえばSEとseriesモデルは全く変わらない。
バッテリーも同じ18時間持つし、防水性能だって同じだ。音楽を再生することも出来るし支払いをすることだって出来る。
もし事故にあったとしても同じように通報してくれるし事件に巻き込まれても通報してくれる。
これ以上の機能が学生に必要だろうか?
SEを買うべき理由その3「価格」
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最後にAppleWatchの価格について。
ここまでの説明でAppleWatchで行える基本的な機能を使うだけならSEで十分すぎることがわかったと思う。もちろんseriesモデルを購入すればSEで行える基本的な機能に加え特殊機能を使うことが出来る。しかし、その特殊機能はあなたにとって2万5千円の価値があるだろうか?
AppleWatchSEは34,800円から購入できるが、seriesは最低でも59,800円と学生にとってはそこそこの出費だ。
2万5千円を出して特殊機能を買うのか?その2万5千円で別のものを買うのか?どちらがあなたにとって得だろうか?
AppleWatch価格表
モデル | サイズ | 価格 |
---|---|---|
AppleWatchSE(GPS) | 40mm | 34,800円 |
44mm | 39,800円 | |
AppleWatchSE(GPS+Cellular) | 40mm | 42,800円 |
44mm | 47,800円 | |
AppleWatch series9アルミニウム(GPS) | 41mm | 59,800円 |
45mm | 64,800円 | |
AppleWatch series9アルミニウム(GPS+ Cellular) | 41mm | 75,800円 |
45mm | 80,800円 |
※GPSモデルとGPS+Cellularモデルがあるがほとんどの場合はGPSモデルで良い。
GPS+Cellularモデルでは各携帯キャリアでAppleWatch用の回線を契約することでAppleWatch単体でネットに接続することが出来るが、GPSモデルでもiPhoneが近くにあればネットに接続することは出来る。また支払いに関してはネット接続がなくとも行うことが出来る。
※seriesにはアルミニウムモデルの他にステンレスモデルもあるがここでは除いた。
まとめ
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学生にAppleWatchはいらない。けどそれでも欲しいのならAppleWatchSEを買え。
ということをこの記事では伝えてきた。基本的なことはSEで必要十分に行うことが出来る。それに価格だってseriesモデルを買うより格段に安く抑えることが出来る。
しかし、結局買うのは自分自身だ。私だってSEでいいと散々言われたのに結局series8を買ってしまった。その後悔から結局こういう記事を書いているわけなんだけれど
最終的に自分が買って絶対に後悔しないAppleWatchを買うことが出来れば良いと思う。もちろんUltraに惹かれたのであればUltraを買っても良いと思う。この記事があなたのAppleWatch選びの一助になったら幸いだ。